ファースト・ティ 受講ジュニアレポート①「ゴルフは家族3世代で、楽しみ、そして学ぶ」
ファースト・ティ 受講ジュニアレポート①
「ゴルフは家族3世代で、楽しみ、そして学ぶ」
奥田 釉（おくだ ゆう）ちゃんは、毎週土曜日の午後、大相模カントリークラブ（神奈川県）に来る。土曜だから、友達からの遊びの誘いを断って「ザ・ファースト・ティ」のプログラムを受ける時もある。
「お休みしないの？」
「お母さんと約束したからね」
小学5年生の釉ちゃんがお母さんと交わした約束は
『一度始めたことはしっかり続ける。簡単にやめない』
だった。
奥田 釉ちゃん(大相模教室受講者）
続いて尋ねた。
「ここでみんなとゴルフの練習をするのは、釉ちゃんにとってつらい事なのかな」
「そんな事ないけどね」
彼女がゴルフの練習をするのはここ、ザ・ファースト・ティだけだ。
多くの子たちが他の場所でもゴルフのレッスンやラウンドの機会を持つが、釉ちゃんがクラブを握るのはここだけ。プログラムは2015年春から始まったばかりだから、腕前はまだまだこれから。
毎週、釉ちゃんを車に乗せてくるのは、御祖母の奥田法子さん（72歳）。
奥田 法子さん
奥田さんは大相模カントリークラブのフェローシップ委員も務めるゴルフ通だが、ゴルフを始めたのは53歳の時で早くはない。ゴルフ好きの御主人と同じ趣味を持とうと始めたという。
今では生涯スポーツとしてのゴルフの魅力に改めて気付いている。
「孫の釉は、家族みんな一緒にゴルフが出来るといいな、という私達の思いに応えてファースト・ティのレッスンに通い始めました。
ゴルフにおいて大切なエチケットやマナーを自然に身に着けています。
気付いたら、何事も自分で決めるという術を覚え始めていました。
ファースト・ティでは何でも自分で考えて行動する。間違った事をした時は何が違うのか、それを考えるようにコーチから問いかけてくれます」
釉ちゃんは3人兄弟。
中1生のお兄ちゃんはモトクロス。小2生の妹はサッカー。
二人共、ゴルフも経験してはいるが、それぞれ好きなスポーツに夢中だ。
実は釉ちゃんもスイミングスクールに通っている。
まだ競技コースまでに至ってはいないがメドレーをこなす腕前で毎回タイムを更新中だ。
そんな兄弟にはアスリートなお父様の影響が大きい。
お父さんの哲也さん（39歳）は、国内の大学を卒業後、プロのスノーボード選手を目指してニュージーランドに留学した経験を持つ。
「スポーツは始めた当初は楽しいですが、上を目指していけば苦しい事、つらい事が出るのは私自身がよくわかっています。続ける事は苦しくもある。ファースト・ティは楽しさを教えてくれます。技術だけではなく、まずゴルフを通じて友達との付き合い方等を教えてくれる。釉にこの機会を与えてあげられたことを喜んでいます。でも…」
「でも…、なんでしょうか…」気になって尋ねられずにいられない。
「習った事、経験を活かして、いつか競技に挑戦して欲しいんです」
釉ちゃんを見ると「いやだ～」という顔だ。
「釉は何でも上手にやらないと気がすまない子なんです。ミスはしたくないというか。でも、そのうち、ぜひ競技に出て欲しい」
父・哲也さんの気持ち、それは『転んだっていいじゃない。競技に出てみて初めてわかることがある』だという。
「釉が初めてゴルフをしたのは沖縄への家族旅行の時です。まだ幼稚園児でした。池のあるホールに来て、ボールがはまっちゃうから嫌だと泣き出しました。その後、私について来て練習場で数回ボールを打つ程度でした。それが昨夏、初めてふたりで一緒にラウンドしました。そうしたらそこに池のあるホールが出てきて」
ティグランドで、彼女はこういったそうだ。
「チャレンジしてやる！」
「でも結局、池ポチャだったんですが（笑）」
いつもは法子さんが送迎を担当している。
釉ちゃんと一緒に来て、大相模カントリークラブに隣接するＡＳＣゴルフ練習場でのプログラムだけでなく、その後の練習ラウンドに帯同して釉ちゃんを見守る。
「上手な子は、ボールを打つ音を聞くだけでわかります。ここでは技術の違いのある子たちが一緒に打っています。釉にとってお手本の選手がいるのはいい事です。それに、ここに来てから、釉が出来ることがいろいろ増えてきた気がするんです」
それはどんな事柄か、今回は時間の都合もあり聞き逃した。
釉ちゃんのプログラムレベルが上がる様子を見つつ、改めて聞いてみたいと思う。
ザ・ファースト・ティ・ジャパンのプログラムは各地で開催されています。子供にゴルフを経験させてみたい。家族間で共通の話題を持ちたい。興味はあるもののゴルフは初めてという方…。
ご心配はいりません。ぜひお子様にゴルフをする機会を持たせてあげてください。
ザ・ファースト・ティ・ジャパンはゴルフを通じて子供たちの成長を促す活動をしています。